【35歳初フルマラソン】ランナー膝との闘い!完走はできたのか!?
先日、人生初のフルマラソンに挑戦しました。
初めてのフルマラソンだったけど、昔からそれなりにスポーツができたし、趣味でときどき(2週間に1回くらい?)ランニングしてたし、「完走はできるだろうなー」と思っていました。
が、しかし!!!
ある日の練習で10kmほど走ると、走っているときは全く問題なかったのに、走り終わったとたん右膝の外側に激痛が…。
その後、数日で痛みは治まったけど、また1~2km走るとじわじわと右膝に違和感が出始め、徐々に重い痛みへと変化していくような感じでした。
それからは、数km走ると痛みが出て、痛みが治まるまで2~3日休み、また数km走ると痛み出し、・・・の繰り返し。
フルマラソン当日までに、10km以上走れたのは、たしか5回ほど。
MAXでも15kmしか走れていませんでした(15km走ったときは、膝の痛みでまともに歩けない始末)。
そんな僕が、人生初のフルマラソンを走りきれたのか!?
はたまた、どんなケアをしてフルマラソンに臨んだのか!?
フルマラソン後の今どうなっているのか!?
をご紹介します。
ランナー膝にお悩みの方、あるいはランナー膝を克服した方、読んでくれると嬉しいです。
フルマラソンを走ろうと思った理由→妹の旦那が走るから
走ろうと思ったきっかけは、妹の旦那のYくんが走るから。
妹の旦那のYくんは体重が100kg近くあるんですが、半年くらい前にあったハーフマラソンで完走し、「これならフルもいけるんじゃね?」と思い、フルマラソンにエントリーしたとのこと。
そのYくんに誘われたこと、約100kgのYくんにできるなら僕も絶対できる!という自信があったこと、前々から走ってみたかったこと、地元でマラソンが開催されること、これらを理由にエントリーすることに決めました。
フルマラソンまでの練習内容→ランナー膝発症まで
フルマラソンは5月末開催。
僕のエントリーは1月中旬ごろでした。
エントリー後、すぐに練習を始めたかったのですが、地元の冬は天気が悪く、道路に積もった雪のせいで、まともな走り込みがなかなかできませんでした。
1週間に1~2回走れれば良い方でしたね。
とゆうことで、まともに練習し始めたのは3月に入ってからだったと思います。
ときどき走るコースを1周してくると、だいたい5~6km。
最初のうちは、そこを何度も走りました。
ペースはだいたい5分/kmちょっとで、調子の良いときは5分/kmを切るような感じでした。
元々の目標が『4時間で完走』だったので、5分/kmなら単純計算で42.2kmだと211分!
4時間で完走は余裕だ!と思いましたね(笑)
5~6kmだとちょっと短いので、距離を稼ぐために、いつものコースを2周する練習を始めました。
2周は約11kmですが、これまでと同様に、5分ちょい/kmで走ることができ、「まだまだ余裕~♪」と思っていました。
が!!!
走り終わった直後に右膝が痛い・・・!?!?
びっくりしましたね(汗)
これまで膝の痛みを経験したことがなかったので…
痛いのは、右膝の外側。
スマホで調べると、この症状は「ランナー膝」、正式名称を「腸脛靭帯炎」というらしい。
ランナーや自転車競技をやる人がよくなる膝の病気(ケガ)とのこと。
2~3日安静にしていたら痛みが無くなったので、また走りに行きました。
だがしかし!
1~2km走ると膝が痛い…。
その日はもう走るのを止め、また2~3日安静にすることにしました。
その後も、1~2km走ると膝の痛みが再発し、2~3日休んでまた走り、1~2km走ると再発し…というサイクルを繰り返しました。
気づいたときにはゴールデンウィーーーク!
全然まともな練習できてないやん!!!
本気でランナー膝を治しにいかないと、フルマラソン完走が絶望的!まじピンチ!
ランナー膝の原因究明とケア
ランナー膝を治すために、そして、フルマラソンで完走するために、ランナー膝について調べまくりました!
すると、ランナー膝の根本原因には、次のように、複数のことが影響していることがわかりました。
硬い身体
腸脛靭帯は太ももの外側についている靭帯です。
身体が硬いと、その腸脛靭帯の伸縮性が弱いため、膝の部分にある骨との摩擦が大きくなり、ランナー膝になりやすいそうです。
まず、この点に「ピーン
!」ときましたね。なんてったって、僕は身体がめちゃくちゃ硬い(自信満々)。
これを知った日から、毎朝、お風呂あがり、ランニング前には、必ずストレッチや筋膜ローラー、身体ほぐしを念入りにすることにしました。
参考にしたストレッチ等々を貼っておきます。
過回内
説明が難しいのすが、足を接地したときに、足首が内側に倒れるようになってしまう状態を「過回内」というそうです。
過回内になると、接地時に膝も内側に入ってしまいます。
膝が内側に入ると、今度は太ももの外側が引っ張られやすくなり、これが繰り返されることで腸脛靭帯がこすれ、ランナー膝になってしまうとのこと。
どうやら海外(国は忘れました)では、ランナー膝の根本原因は過回内である(ことが多い)!という論文が出されているらしく、シューズのインソールを過回内用のものに変えて治療をしていくことがメジャーらしいです。
僕自身が過回内なのかは正直よくわかっていないのですが、フルマラソンにどうしても出場したかったので、治療のアプローチの一つとして、過回内用のものに変えました。
ぶっちゃけ高かったです…(9,000円くらい?)。
一応、Amazonのリンクと参考にした動画を貼っておきます。
【Formthotics ランニング スポーツインソール(Amazon)】
ランニングフォーム
ランニングフォームが悪いと、着地の衝撃をうまく吸収できず、膝に負担がかかり、膝を痛めることがあるようです。
ただ自分のランニングフォームを客観的に見たことがないので、色々なYouTubeの動画にあがっていたように、
- 自分の真下に着地する
- かかと着地やつま先着地ではなく、フラットに着地する
- お尻を使って走る
ということを意識して走るように心がけました。
(今思えば、自分の走り姿を撮影して、客観視すればよかった…。)
↓ 参考にした動画たちです 。
膝周辺の筋肉がアンバランス
着地するときに、膝を支える周辺の筋肉がアンバランスだと、過回内のように膝が内に入りやすくなってしまい、腸脛靭帯を痛めてしまうことがあるみたいです。
よく不足しがちと言われているのは、内ももの筋肉とおしりの筋肉。
そこで、内ももとおしりの筋肉を鍛えるトレーニングを毎日続けることにしました。
※ 今、改めてランナー膝と内ももの筋肉の関係性を調べていると、こんな動画がありました ↓ 。
内転筋は鍛えない方が良いかもしれません。
過去のケガ
どうやら、過去にやってしまったケガが膝周りの不安定さをまねいていることもあるんだそうです。
僕は小学生から高校生ぐらいのころ、よく右足を捻挫していたから、右膝だけがランナー膝になってしまったのでしょうか?
誰か詳しい方がいたら、教えてください。
フルマラソン前日までの練習
いろいろなケアを行ったおかげで、これまで「走る」→「2~3日安静」→「走る」→・・・、というサイクルだったものが、「走る」→「1~2日安静」→「走る」→・・・、というように短スパンで行えるようになりました。
いろいろなケアを一気に開始したので、どのケアが一番効いていたのかはわかりません(笑)。
ですが、やはり5km以上走ると、右膝外側に違和感が生じ始め、徐々に違和感が強くなり、やがて痛くなっていく、というような感じでした。
いつものコース×2(約11km)より長く走ってしまうと、痛みが長引きそうだなと思い、普段の練習は長くても11kmまでにしておくことに決めました。
フルマラソン前日は約2km軽く走る程度にし、フルマラソンを迎えることになりました。
フルマラソン当日!右膝の痛みは!?
さあ、いよいよフルマラソン当日です!
初参加でしたが、特に緊張はなく、リラックスした状態で走ることができました。
はたして、膝の痛みは・・・!?!?
↓ こんな感じでした。
走行 距離 | ペース | 膝の 痛み | 思っていたこと したこと |
---|---|---|---|
1~2km | 5分20秒/km | 無し | 速い遠足みたいで楽しい♪ もう少し速いペースで走りたいけど、 詰まっていていけないのがもどかしい。 |
3~5km | 5分/km | 違和感有り | 膝に違和感が出てきて少しビビってる。 右膝の負担を減らすために、左足を使うことを意識して走る。 |
6~15km | 5分15秒/km | ちょっと 痛い | 右足をかばって走っていたけど、どんどん痛くなってきてる。 42km耐えれるかが心配。 |
16~17km | 5分40秒 | かなり 痛い | とにかく痛い。 止まって歩きたいが、ここで歩いたら負けだと思い、頑張る。 本来暑いはずだが、痛みのせいで寒気を感じる。 |
18km | 6分/km | 痛すぎ | とうとう歩いてしまった。 まだ半分きてない。 この先大丈夫か!? |
19~21km | 6分/km | ちょっと 痛い | 地元の知り合いが応援していたので、格好悪いところは 見せられないと思い、頑張って走る。 応援のおかげか痛みが少し和らいだ気がする。 |
22km | 8分/km | 痛すぎ | トイレに立ち寄る。 一度止まると膝の痛みが猛烈に悪化。 なんとか走り出したけど、超痛い。 早く終わってほしい。 |
23~28km | 6分10秒/km | かなり 痛い | 痛いけど、地元民の応援のおかげでなんとか走れてる。 応援のありがたさを感じる。 4時間のペースランナーに追いつかれるが、 痛くてついていけない。 |
29~36km | 7分30秒/km | 痛すぎ | 走ったり、歩いたりを繰り返し、なんとか前に進む。 周りにも何人か痛みと闘いながら走っているような人がいる。 痛いのは自分だけじゃないんだなと思い、踏ん張る。 |
37~40km | 8分30秒/km | 痛すぎ | 残り5kmが長い。 とうとう左膝も痛くなってきた。 4時間半のペースランナーにも置いていかれるが、 痛くてこれまたついていけない。 |
41~42km | 7分/km | 痛すぎ | 応援がとにかくあたたかい! 最後の力を振り絞り、ようやくゴール! |
ということで、後半は半分くらい歩きましたが、なんとか完走することができました!!!
タイムは、ネットタイムで「4時間28分」でした。
完走して嬉しいーーーーー!
というよりかは、痛みから解放される「安堵」の方が強かったですね。
やっと終わったー・・・って感じでした。
でも、その後に込み上げてきた感情は「悔しさ」ですね。
ランナー膝のせいでまともな練習ができず、不甲斐ない走りをしてしまったことが、とてつもなく悔しかったです。
マラソン直後で足を引きずっていて、本当なら「しばらく走りたくねー!」ってなるはずのところかもしれませんが、「来年も出て絶対リベンジしてやるー!」って思いました。
本当に悔しかった。
フルマラソン翌日以降の状態
フルマラソン翌日、筋肉痛がエグい!(笑)
まともに歩けない!
車の運転も一苦労!
両膝の痛みに加えて、太ももとふくらはぎの筋肉痛がやばかったです。
太ももとかそんな使って走ってたかなー?って感じなんですけどね。
あと、日焼け!!
顔と腕は日焼け止めを塗っていたのですが、足はノータッチだったので、お風呂のお湯が痛いのなんのって!
フルマラソンの日から5日経過した日にこの記事を書いているんですが、5日目にようやく筋肉痛がおさまりました。
でも、足の日焼けはまだ痛いです(泣)。
フルマラソン後のケア
フルマラソン前にやっていたストレッチや筋膜ローラーを、今も続けています。
でも、膝の痛みは5日たった今も治っていません。
You Tubeを見ていると、ハリ(鍼灸)でランナー膝が完治したという人が何人かいたので、次週、鍼灸院に行ってこようと思います。
早く治して走りたいですねー。
あとは、ランナー膝を根本改善するための走り方を、いろいろなYou Tubeを見て勉強中です。
今のところ、しっくりきた動画はこれ( ↓ )ですかね。
根本的な部分を改善しないとランナー膝は治らないので、これからも勉強を続け、来年のフルマラソンでリベンジします!
おまけ
そういえば、妹の旦那のYくんがどうなったか、お伝えしていませんでした(笑)。
体重約100kg、お米大好きのYくんは・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
無事完走できました!
タイムは5時間40分くらいだったと思います。
ただYくんも痛みに悩まされたようで、股の間や足の甲がかなり痛かったそうです。
Yくん自身、完走できるとは思っていなかったらしく、かなり喜んでましたね!
おめでとう!Yくん!
また走ろう!Yくん!
ということで、またランナー膝の進捗があったら、記事をアップします!どうぞお楽しみに!
そして、ここまで読んでくれて、どうもありがとうございました!
また会いましょう!
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